2015年1月15日

おおば比呂司先生との出会い

「おばあちゃん」の絵は巖手屋のこころ


おおば比呂司先生との出会いは昭和55年の頃でした。煎餅を焼くおばあちゃんの絵をはじめ、ユーモアたっぷりにあたたかい絵を描いてくださいました。
おおば先生ほどみごとに巖手屋の原点を表現できた人はいないでしょう。これによって私どもは会社の歩むべき方向をしっかり定めることができました。

南部のばあちゃんは
春がくると 畑にでる
畑のかえりには 野草をつんで
晩めしの おかずにした
「うめえだろう」

夏になると
せっせと伸びる 雑草を
せっせと ちぎる
競争しているみたいだ
「うめえコメつくるだよ」

秋には実りの詩っコを
南部のばあちゃんは
いい声で唱う
その声を聞くと みんなは
「うめえもんだ」と
秋を感じている

冬がくると
南部のばあちゃんは
せんべいを焼きながら 昔ばなしだ
ゴマのついた 塩やき
南京豆の入ったものなど
南部の昔話のように
たくさんの夜長を 語って聞かせる
「南部のばあちゃんはスゴイなあ・・・」

おおば比呂司